フランス南西部にある活気あふれる都市『バイヨンヌ』はチョコレート発祥の地。

バイヨンヌ -Bayonne-

バイヨンヌは、フランス南西部にあるバスク地方の都市で、チョコレート発祥の地として知られています。
また長い歴史の中で様々な文化が交差してきた街です。その歴史を辿ることで、バイヨンヌの魅力をより深く理解することができます。

  • フランス南西部に位置する都市
  • 気候:温暖な海洋性気候であり、年間を通して比較的温暖で、降水量も比較的多いのが特徴
  • 治安:比較的安全な街

バイヨンヌの特徴

  • バスク文化の中心地として知られる
  • 歴史的な街並みが残る旧市街が魅力
  • アドゥール川河口に位置し、スペインとの国境に接する
  • ショコラの名産地としても有名で、ショコラ博物館も人気
  • 古くから重要な港湾都市として栄えてきた
  • 中世には、イギリス王室の統治下にあったこともある
  • スペインとの貿易拠点としても重要な役割を果たしてきた

バイヨンヌの歴史

バイヨンヌは、紀元前3世紀にローマ人によって築かれた駐屯地「ラプルドゥム」に起源を持つフランス南西部の都市です。その後、ヴァスコン人 (バスク人の祖先) によって「バイヨンヌ」と名付けられました。

中世には、イギリス王室の統治下にあった時期もあり、活発な港湾都市として栄えました。スペインとの貿易拠点としても重要な役割を果たし、バスク文化の中心地としても発展しました。

16世紀には、フランス王国の領土となり、その後も重要な都市として発展を続けてきました。17世紀には、アメリカ大陸からスペインに伝わったカカオがバイヨンヌに運ばれ、フランス初のチョコレート工場が誕生しました。

現在、バイヨンヌは歴史的な街並みと文化、そして美食を楽しめる魅力的な観光都市として人気を集めています。

バイヨンヌの名産品

  • チョコレート(バイヨンヌはチョコレート発祥の地)
  • 生ハム
  • バスク菓子
  • エスプレサ
  • バスクリネン
  • エスパドリーユ(草履)

バイヨンヌはチョコレート発祥の地

バイヨンヌは、フランス南西部にあるバスク地方の都市で、チョコレート発祥の地として知られています。16世紀後半、スペイン領だったバイヨンヌに、新大陸からカカオ豆が持ち込まれたのが始まりとされています。

当時、スペイン王室御用達のチョコレート職人がバイヨンヌに駐留し、チョコレート製造の技術を伝授しました。その後、バイヨンヌはフランス国内におけるチョコレート生産の中心地となり、ヨーロッパ各地にチョコレート文化を広める役割を果たしました。

現在、バイヨンヌには70軒以上のチョコレート専門店があり、伝統的な製法で作られるチョコレートを楽しむことができます。また、毎年10月には「ショコラ・フェスティバル」が開催され、世界中からショコラティエが集結し、様々なチョコレートスイーツが販売されます。

バイヨンヌの年中行事

1月

新年祭(Fêtes du Nouvel An): 年始には、街中で様々なイベントやパレードが開催される。

2月

カーニバル(Carnaval de Bayonne): バイヨンヌのカーニバルは、フランス最大級のカーニバルの一つ。街中をパレードする華やかな山車や仮装した人々で盛り上がりる。

4月

セマナ・サンタ (聖週間)(Semaine Sainte): セマナ・サンタは、キリストの受難と復活を祝うキリスト教の祭礼。

5月

サン・ホセ祭(Fête de la Saint-Joseph): バイヨンヌの守護聖人である聖ヨセフを祝う祭り。

6月

フェスティバル・デ・ミュジーク(Festival des Musiques): バイヨンヌで開催される国際音楽祭り。世界中から様々なアーティストが集まり、コンサートや公演が行われる。

7月

海の日(Fête de la mer): 街中で海にちなんだイベントやアクティビティが開催されまる。
バイヨンヌ祭(Fêtes de Bayonne):5日間続くフランス最大級のお祭り。闘牛、パレード、花火など、様々なイベントが開催される。

8月

ブルゴス祭(Fêtes de Burgos): バイヨンヌとスペインの都市ブルゴスとの友好関係を祝う祭り。

10月

ショコラ・フェスティバル(Festival du Chocolat): バイヨンヌのチョコレート文化を堪能できる祭り。街中で様々なチョコレートショップが出店し、試食や販売が行われる。

12月

クリスマス(Noël): クリスマスには、街中でイルミネーションが灯され、クリスマスマーケットが開催される。

バイヨンヌの観光ベストシーズン

バイヨンヌの観光ベストシーズンは、春(4月〜6月)秋(9月〜10月)です。

バイヨンヌを訪れる際のアドバイス

  • バイヨンヌ市内は、徒歩で観光することができる。
  • フランス語が話せると便利だが、英語も通じる場所が多い
  • バスク料理を楽しめる街
  • 夏は混雑 and 物価が高くなる
  • 冬は寒く観光には不向きだが、クリスマスイルミネーションを楽しめる。
  • チップは義務ではないが、良いサービスを受けた場合は、おつりから少し余分に渡すのが一般的
  • 夏は日差しが強いので、帽子やサングラスを着用しましょう
  • 冬は寒くなるので、暖かい服装を持参しましょう